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3割聞いて7割受け流す姿勢。

Posted by やすはら on 1/25/2011
最近賑わっているキャリアセンターからお伝えします。
アドバイザーの安原です。

たまに聞く、就職活動に対する親との接し方について
今日は述べてみたいと思います。
安原は人の親になってわずか1年ちょいしかたってないので
生意気な面があるかも知れませんが、失礼いたします。

就職活動に対して親からこういわれた、とか
この企業を受けるなと言われた、とか
ただでさえモチベーションUPが難しい活動中にそういうことはままあります。

原因は、就職難がこれだけ声高に叫ばれたニュースにもあるでしょう。
ただでさえ親と全てを共有することが難しい20歳過ぎの子どもを
抱えているのに、そのマスコミのニュースを聞くたびに心配で、たまりません。
私が人事をしていた頃は、会社説明会での欠席連絡を親がしてきて、
それが笑い話になったりしてきたのですが、最近では笑えません。

最近は親に対するセミナーがあったり、県立大でも親御さんが読む
冊子が配られたりしています。
受験戦争のときにも、親の口出しを経験した人がいるかもしれません。
しかし、あれは資金面で親に分があるので、フェアな戦いとは言えません。
就職活動になって初めて、自分で決めないといけない場面に
直面することもあるでしょう。

しかしここで忘れてはいけないのは
「親の時代の就職活動とは、ルールも時代も入りやすさもだいぶ違う」
ことです。元々、インターネットがなかった時代は、一つの会社の
倍率も、そう高いものではなかったです。(昔数倍、今100倍の企業も・・)

今は、違います。インターネットがあり、Uターン就職もあり(不景気で増えてきている)、
熊本の企業だって、全国から応募者がいる。
加えて、この不景気。
「地元に就職しなさい!銀行でも何でも」なーんて、
とっても難関です。まさに、言うは易く、行うは難しの典型例です。

そんな現状をだらだら説明したって、ルールや時代が違う人には
ピンと来づらいでしょう。
雪印の食中毒の際は「食品は駄目だ!」山一證券の際は「証券は駄目だ!」
耐震偽装のときは「建築は駄目だ!」
こういう「大人」の意見を聞いてたら、いつまでも就職できず疲弊します。
野球場に「これ使え」とサッカーボールを持ってこられるようなものです。

一方で、「自分のことを心配し、ある種適性がわかっているのも親」なのです。
即ち、親御さんがいう「この企業向いてるよ」というのも一理あるかも知れません。
嫌々だけど説明会に行ってみたらなんか良かった、というのは
就職活動ではよくあることです。

だから安原的には、3割聞き、7割聞き流すことをお勧めします。
その業界が不安定だ、とかあれが悪い、といわれたら、聞き流しましょう。
そんなことは、内定が出てから親御さんと一緒に考えればいいのです。

そこまで(内定後を想像する、物事を計画する、自己を分析する)
できてもない段階で、あれこれ親とやりあうことは、得策とは言えません。
今は、できることをやる、この一言に尽きます。
内定してから、もしくは内定できるほどの準備をしてから、悩めばいいのです。

因みに安原には娘が居ますが、夫が学園祭での学生の優しさに感動し、
絶対県大に入れたい、と言っています。まだ、1歳なのですが・・・。

そういえば、右から左で受け流してた人は、どこへ行ったのでしょうか・・・
関西人安原は、それが気になります。

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