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【就職】すること 【就社】すること -前編-

Posted by やすはら on 11/24/2010
今日は3年生が福岡に行ってて静かなキャリアセンターです。
昨日は勤労感謝の日でお休みでした。
よって、更新はできなかったけれどちょい言いたいことが発生したので
つれづれと安原が書いてみたいと思います。
(※ 決して暇なわけでは・・・ありません。)

でですね、人事をしていた頃からよく聞かれるんです。
「女性は産休育休が取れますか?」
「出産後も働いている女性はいますか?」
エントリーで「その他の質問欄」に書いてくる女性も多いですね。

例えば会社説明会でこういう質問をするとなると、ちょっと疑問符がつきます。
まあ少なくともいい評価は受けられないかと思います。

法律を勉強していたら、産休育休が義務化されていることくらいわかります。
従って、「ウチではそんなの無理よ」なんて公の場で企業が
答えるわけがありません。ま、実際は無理だとしても。

安原も生物学上は女性に分類されるし、
まあ社会人を10年近くやってきとりますから、出産して復帰した人も
そうでない人も知り合いに居てます。

復帰組に共通して言えることは仕事が好きであること。
適職に巡り合えたということです。
(中には、配偶者が稼がない、だの姑がいるから外へ出たい
という人もいましょうが)

復帰できるか否かを「会社」に求めていたらば、
そのくらいの情熱しかなければ、仕事はできないでしょう。
ましてや、内定なんて。

私にも1歳の娘がいてゼロ歳の時から働きに出てますが、
はっきり言って出産後働けるかどうかなんて
「ケースバイケース」としか答えようがないです。

ただ一つ共通して言えるのは、
(経済的理由で仕事を続けている人以外は)、
その仕事が「好きである」ということです。
様々な障害が前にあったとしても、それを乗り越えたいほど
「仕事をやっているときが幸せだ」ということなんだろうと思います。

だから、 適職を探すほうが先です。
「出産しても続けられるかどうか?」という問いの答えは
企業に求めるのではなく、自分の中に求められるのです。

勿論、比較論として、女性が続けやすい風土、というものは
存在するかと思います。土日が休みだったり、企業内託児所
があったり、休みが取りやすかったり・・・。

内定をもらってから「どこに行くか」の悩みに答える一つの指標として
「働きやすさ」「環境の整備」をあげるのは結構だと思います。

ですが、企業を選ぶのに最初から「やりたい」「興味」の前に
「女性が働けるか」ということを聞くのはいかがなものでしょうか?
新卒は、「ポテンシャル採用」です。
意欲を見て欲しいときに、「環境が整えられているでしょうか?」
という質問で、意欲が相手に伝わるでしょうか?
(環境は自分が整えていく!くらいの心意気が欲しいところです)

とはいえ、会社の環境がたとえ整えられてたとしても
実際は続けようと思ったけど保育園に入れなかった、だの
子どもが病気がちだ、だの配偶者の理解が得られない、だの
妊娠の諸症状も人それぞれだから、しんどくて退社だの
本当にケースバイケースです。

だからこそ、【就職活動】であって【就社活動】ではないのです。

長くなったので、続きは次回書きたいと思います。

・・・会社説明会にて
本当に産休育休が気になった場合は「女性のキャリアプランについて」
的にぼかして質問したほうがいいかも知れませんね。

安原は、子どもがたいそう丈夫で保育園を皆勤する勢いです。
周りの人に恵まれて働けることに今日も感謝です、はい。

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