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『竹取物語』にみる企業(採用)のあり方

Posted by やすはら on 12/14/2010
こんにちは。
今日はCCAが居ないので、安原が更新したいと思います。

日本最古の物語、「竹取物語」のお話というと、
小さい頃は「かぐや姫」で親しまれ、中学高校では
古文の暗記に使われるなど、非常にポピュラーな物語です。

齢30を越した安原がよく考えてみたら、全くタカビーな話です。
『月に帰るから結婚できない』といえばいいだけの話なのに
命を落としかねない無理難題を押し付けます。
まあ求婚男の本気度を見ようとしてたのですね。

安原が今日添削した某メーカーのESも、結構な無理難題でした。
(現在選考中なのでおおっぴらに課題を出すのは気が引けるのですが)
虹、標準偏差、○○、▲▲、■■・・・など、全く何の脈絡もない単語が9つ
並んでいて、その中の3つを選んで物語とか主張とか詩とか
何でも200字で表現しろ、とのことです。

まあ出版やマスコミならば、こういう課題も面白いでしょう。
でも、採用対象は理系の研究者です。

その企業の心は、きっと。
PCの普及でESだけで何千通も出すことができる昨今、
その学生の「本気度」を見るために、無理難題を出してくるのでしょう。

かぐや姫も、きっとその男たちの本気度を試してたのですね~
と考えると、太古の昔も、今もそう変わらないですな、人間の本質は。

こういう無理難題なESを出されたら、あきらめたり
第2志望以下の企業だったら、回避したりということが起こりえます。
しかし、この無理難題を乗り越えられた人の方が
企業へ本気度を伝えられるし、そういう人事のほうが選考倍率も低いでしょう。

「企業に対して本気になる」「本気で好きになる」のではなく
「本気で志望しているということを表現する、行動で示す」ことのほうが
大切なんだと思いますよ。

本気で好きである人より、第2志望であってもきちんと「行動で示せる」
(例:無理難題なESを解くことも行動の一つでしょう)。
人のほうが、採用試験では評価されるのです、残念ながら。

こんな課題が「1人で解決できる」わけではありません。
ESに迷ったら、是非キャリアセンターで相談してください。
仕事と一緒で、「1人で何もかもやる」よりも
「誰かに相談してでも結果を出す」ことが必要なのです。

ま、かぐや姫の求婚男たちは、結果を出せませんでした、が。


因みに、安原の実家は愛媛の家具屋です。
だから、かぐやのお嬢さん、かぐや姫、
・・・なんて言われてみたかった、、、、と思うのです。

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